(株) ドーラ

配管磁気水処理装置ピュアドーラ

(株)ドーラが開発。半永久的に赤水・赤錆・スケールを止める

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Q なぜ配水管は劣化するの?

2021.04.05

赤い水は劣化のサイン

最近は、飲み水が赤いというのを聞かなくなりました。

30~40年前は、配水管が錆によって腐食するのが当たり前で、蛇口をひねると出てくる水に錆が混ざり、赤くなった水がよく出ていたと思います。

というのも、当時の配水管は材質が鉄(黒ガス管)で出来ており、また、塩素の投入も多かったのです。赤い水が出るということは、排水管が劣化=腐食している証拠であり、本格的な対策を投じなければならないというサインでもありました。

今の排水管は理論上は腐食しない?

その後、配水管は鉄製ではなく、白ガス管(SGP・亜鉛鍍鋼管)と呼ばれるものになり、さらに、塩ビ管(VLP・塩化ビニール鍍鋼管)、ポリエチレン管等(金属でない素材)が使われるようになり、理論上は腐食しないと言われています。

そうか。腐食しないということは、今の排水管は劣化しないのか、と安堵されるかもしれません。

多種類の金属を接合すると電食が…

でも、ごめんなさい。安心するのは時期尚早で、今でも配水管の劣化は起こっています。

確かに白ガス管は腐食しないのですが、建物全てに白ガス管が使われているということはまずありません。

たとえば、蒸気や水、ガスの供給などに用いられる立管は、鉄管を使っていることが多いですし、管の継ぎ手やバルブ部分など、ひとつの建物には多種類の管材が使用されています。

異種金属が接合した状態で、金属に水が流れると電気が流れ、電気による金属の腐食=電食が起こるのです。

全ての建物は必ず配水管に腐食が起きる!

金属はそれぞれ固有の電位差を持っていて、電位差の高いものから低いものに向かって電気が流れます。電位差が大きいほど、そして湿度が高いほど、電食による腐食は大きくなります。

建物全てに同じ金属で作られているということはありえず、つまり全ての建物には、必ず配水管の劣化が起きているのです。

生活にかかわる水は、飲み水だけではありません

今は飲み水は「買う」時代となっており、浄水器があるので、水が多少赤くなったところで口に入らないので気にしない、と思う方がいるかもしれません。ただ、浄水器は飲み水だけですよね。お風呂の水はどうですか? 洗濯をするとき、掃除をする際の水はどうですか?

水は私たちの生活全てに関わるものです。

配水管の交換ともなれば、費用も莫大です。住民の安全を考えれば、どうしたら配管の劣化を止められるのか、そのための方法を建物のオーナーの方や管理組合の皆さまには考えていってほしいですね。